『フェラーリと鉄瓶』 奥山清行著 PHP研究所

時代小説やハードボイルドを好んで読みますが、これは本屋で見つけて「面白いタイトルだな」と手にとった本です。奥山氏が海外で活躍してきた超一流デザイナーだと、読んではじめて知りました。

ある国を深く知るだけでなく、根を下ろして働く。そのアプローチが勉強になります。商社でも同じです。相手の中に深く入り込んで、パートナーとして認めてもらわなくてはいけない。

もうひとつ共鳴したのは、情報が高速で行き交う時代に求められるのは、経験より「創造力」であるということ。いわれたことだけをやるのではなく、自分の頭で考え、発想し、行動する。経営者にとっても社員にとっても変化の時代を乗り切るヒントがたくさん詰まっています。