国会議員は泉さんの爪の垢でも煎じて飲め!

そうこうするうちに、泉さんは辞職会見。この会見を受けて、泉さん擁護の声はまた強まっている。僕は、それはそれでいいことだと思う。

あのまま責任も取らず市長を続けるよりも、しっかり辞任までして責任を取った方が、これからの泉さんの活動領域はさらに広がると思う。

だって、あのまま市長を続けていたら、泉さんはパワハラについて今後二度と厳しい批判をすることができなくなる。「お前もだろう!」とブーメランで跳ね返ってくるからね。それにここできっちりと責任を取った方が、さらに支持が強くなる。

(略)

泉さんを惜しむ声や擁護する声は多い。だからこそ責任を取って辞任することに価値がある。普通の引責辞任とはちょっと違う。泉さんは最高の責任の取り方、辞任のやり方を実践した。このことは必ず今後のチャンスを広げると思う。

責任を取ることのできない国会議員たちに、泉さんの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいよ。

(ここまでリード文を除き約2300字、メールマガジン全文は約1万3000字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.138(2月5日配信)を一部抜粋し、加筆修正したものです。もっと読みたい方はメールマガジンで! 今号は《【明石市長辞任(1)】気に入らない政治家は非難し、仲間は擁護する「人権派」のダブルスタンダードはここが問題》特集です。

(写真=時事通信フォト)
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