限られた時間で、やりたいことをやりきるにはどうすればいいか。ヨガ講師の青木千草さんは「手帳を活用することで、育児をしながらのダブルワークで余裕のなかった状態から、生活が好転した。『これからやりたいこと』を手帳に書き込むことで、使える時間は増やせる」といいます――。

※本稿は、青木千草『時間がなくてもやりたいことがすぐに叶う! CITTA式人生が輝く手帳タイム』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

「手帳タイム」で人生が好転した

やりたいことをすべて叶えるために、実践することは、たった一つ。

毎週、手帳を書くための時間「手帳タイム」を持つことです。

「そうはいっても手帳なんて続かない」「目の前の予定やタスクをこなすだけで精一杯!」そう思いますよね。わかります。私も、以前はそうでした。

かつての私は育児をしながら、会社員とヨガ講師のダブルワークをしていました。そんな生活は、すべてがパンク寸前。時間に振り回される毎日でした。

シングルマザーの私は、出勤前に息子を保育園へ送って会社に出勤し、夕方に急いで保育園へ迎えに行って母に息子を預ける。息をつく間も無く、ヨガレッスンのために家を飛び出し深夜に帰宅。そんな余裕のない生活を続けた結果、子どもの前なのに笑えなくなっていました。

ここまで心のすさんだ状態。ヨガを教える立場なのにそうした状態でお客様の前に立っている自分に嫌気がさし、一念発起。自分の時間の確保と心のバランスを図るために、「手帳をちゃんとつけてみよう!」と思ったのです。

そうして手帳タイムを取るようにしてから、私の生活が好転し、人生が輝きはじめたのです。

一日の時間の使い方を可視化する

CITTA式手帳タイムでは、手帳に予定や行動を細かく書き込んで、時間を視覚的に捕まえていきます。そのためには、時間軸で、1週間が見開きになっている手帳を使うことが重要です。

青木千草『時間がなくてもやりたいことがすぐに叶う! CITTA式人生が輝く手帳タイム』(KADOKAWA)より

1日を「24時間」という時間で考えてみましょう。24時間は誰もが同じ、平等に手にする時間です。

時間の使い方を知るために、先週1週間の行動を書き出して、何をしたかわからない時間を掘り下げることで「無意識の時間」を視覚化することができます。そうしてダラダラ時間を意識的な時間へと変えられるのです。