米国で「死亡債(Death Bond)」が注目されている。
「死亡債」の仕組み
この不気味な通称の由来は、商品設計に由来する。一般名称は“life settlement securitization”、つまり、「生命保険買い取りの証券化」。生命保険を投資会社が個人から買い取り、それを証券化してばら売りする商品である。保険加入者からすると、死んだ後に保険金を受け取る権利を売却して、生きている間に現金をもらえる。類似する商品としては、住宅ローンを証券化したサブプライムローンが挙げられるが、大きな違いはやはり生命を扱う点だ。
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