『小さな人生論』藤尾秀昭著 致知出版社

古今東西多くの先哲の言葉を学ぶことができる一冊です。特に心に残ったのは、あれこれ論じるよりも自分にできる精一杯の努力をするという意味の「一燈照隅」。最澄法師の言葉です。

弊社では、東日本大震災発生時に支援物資を即座に用意し、翌日には、行政と連絡を取り合って水道復旧技術者を被災地に派遣しました。自分の経験知の枠を超えた艱難辛苦に出合ったときに、どうやってその危機を乗り越えるか。人間の真価が問われます。

社員にはこの機会に危機のさいに必要な心構えや知恵をつけてほしい。繰り返し読めば、自分の人間力を向上させる「気づき」が得られるはず。人づくりこそが会社経営の原点です。