「もたもたしたことをやっているなら辞めるしかない」(西岡武夫参院議長)、「自ら出処進退について判断する時期に来ている」(谷垣禎一自民党総裁)――東日本大震災と原発事故の対応を巡り、永田町で菅直人首相に退陣を求める声が日増しに高まっている。

民主党の小沢一郎元代表も倒閣に向けて動き出しており、「第一次補正予算が成立する5月のゴールデンウイーク後に菅降ろしの動きが一気に顕在化する」(民主党中堅代議士)というのが大方の見方。すでに党内では、「ポスト菅として野田佳彦財務相や鹿野道彦農水相の名前が取り沙汰されている」(別の民主党中堅代議士)。

だが、菅首相はあくまで続投の構えだ。4月12日の記者会見。時事通信社記者の辞任についての質問に答えなかった菅首相を、産経新聞社の記者が、「首相は、辞任するのか、との質問に答えなかったが、現実問題として与野党の(連立)協議にしても首相の存在が最大の障壁になっている。震災対応も後手に回り首相の存在自体が国民の不安材料になっている。いったい何のために、その地位にしがみついているのか」と厳しく追及した。