一筆箋に万年筆で数行のメッセージを残す

さて、合理的なメールに対して、気持ちを伝えやすいのが手書きの一筆です。私はいつも一筆箋を鞄に入れて持ち歩き、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えるようなときに使っています。会いたい人が不在だったとしても、一筆箋に名刺を添えてメッセージを残しておけば相手の心に残ります。

最近はそこへ妻からもらった万年筆で数行の文章を書いています。もともと字が上手なほうではありませんが、丁寧に書けば温かみが出ていいものです。また、封筒に入れて言付ければ、ハガキとは違って文面がむき出しにならず上品だと思うのです。

松本社長の流儀
1 仕事の際、よく「メモ」を取るか
基本取らない
2 「手帳」はアナログ派orデジタル派?
アナログ派
3 手帳やメモを、見返すことがあるか
たまにあります
4 メールを記すとき、注意することは?
意味がしっかり通じるよう、曖昧な表現や構成を避けるようにしている
5 年賀状以外に、手書きの「手紙」や「礼状」を書くか
書く
6 社会人になってから「日記」を書いたことがあるか
「つぶやき」なる、一種の日記のようなものを18年間、毎営業日書き続けている
7 自分だけの「虎の巻」をつくったことがあるか
特にない
松本 大(まつもと・おおき)
1963年、埼玉県生まれ。開成高校、東京大学法学部卒。ゴールドマン・サックス証券ゼネラルパートナーを経て99年にマネックス証券を設立。
 
(構成=久保田正志 撮影=永井 浩)
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