「タイトル力」を高めることは、プレゼン資料やメールなど、日々の仕事の成果に直結する。では、目を引くタイトル作りのコツとは何か? ネットニュース編集者として毎月1000本以上の記事にタイトルをつけるという中川淳一郎氏に聞いた――。
「読みたい」と「伝えたい」の比率が重要
10年以上ウェブ編集者として活動してきましたが、「会心のタイトルをつければ記事へのアクセス数は30~50%ほど伸びる」と感じています。それほどタイトルの影響は大きいわけです。
タイトルには本文中の言葉を使うのが基本ですから、内容を面白くする必要があります。そのために重要なのが「65対35の法則」。これは、読み手の「読みたい情報」が65%、発信者側の「伝えたい情報」が35%になるように意識せよ、ということです。企業のウェブサイトに特に言えることですが、この比率が少しでも「企業寄り」になると、面白さが欠け興味を持たれないものになってしまいます。
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