使い心地のいい文具をどう選べばいいのか。今回、「文具ソムリエール」の菅未里さんに、機能性とデザイン性を兼ね備えた最新文具10点を選んでもらった。「ボールペン」「万年筆・シャープペン・マーカー」「定規・のり・修正テープ」の3ジャンルに分けてご紹介しよう。
「この人、デキるな」と唸らせる逸品は?
「プレジデント読者に、“間違いない”文具を選べた自信はあります」
開口一番、文具ソムリエールの菅未里さんは力を込めて話す。
「筆記具を選ぶポイントは、まず書き味がいいこと。力を抜いてさらさら書けるタイプはおすすめです」
たとえばボールペンの「ジュースアップ」は、極細×滑らかな書き味。「ロメオNo.3」はまろやかな書き味に定評がある。
基準にすべきは機能面だけではない。“見た目”も重要だと言う。
「デザインがいいと使うこと自体が楽しみになるし、仕事のモチベーションも上がります。使う文具で仕事の成果は変わると思いますね」
さらに菅さんはこう付け加える。
「文具はファッションと同じです」
どういうことか?
「文具の正解は、それを使う人に似合っているかどうかで決まります。仕事内容とマッチする文具を使っている人を見ると、『この人、デキるな』と見惚れてしまいます」
次ページから紹介するのは機能性とデザイン性を兼ね備えた10の文具。この中から、あなたに似合う文具を選び取ってほしい。