これから日本には誰も経験したことがない「超高齢化」が訪れる。そのときどんな変化が起きるのか。これまでの歴史を振り返りながら、「衰退期」に向けた家計の備え方を解説する。第5回は「住まい」。多くの人は「自宅は資産になる」と考えているようだが、2040年までに日本の住宅価格は3分の1程度まで下がる恐れがある。価格下落を踏まえた望ましい選択肢とは――(全6回)。
「長寿リスク」に備えるためには、資産を増やすことだけでなく、資産が減るリスクについても備えておく必要がある。
この10年、都内のマンションは「ミニバブル」にある。図1をみると、2004年4月から反転し、2016年5月までに1.7倍に上昇している。今後もこうした住宅価格の上昇は続くのか。そして、自宅は老後の資産として頼りになるのだろうか。日本大学の清水千弘教授は「日本の住宅価格は3分の1程度まで下がる恐れがある」と話す。
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