成功を続けられる人は日に何度も「反省」する
人に知られ認められるために、もうひとつとても大切なことがあります。それは「反省」することです。
『論語』には、孔子の弟子の曾参の言葉として「吾日に吾が身を三度省みる」というのがあります。自分のことを日に何度も反省するということです。
私は多くの経営者やビジネスパーソンを見てきましたが、最終的に長く成功し続けている人は「反省」のできる人です。失敗した時に反省しない人は、その失敗を糧として積み重ねることができないのです。
そしてここで大事なのは、長く成功を続ける人は、何かで成功したときでさえも反省するということです。失敗したときだけでなく成功したときも反省する。どんな結果になっても「反復(振り返る)」するのです。なぜなら、成功は単に運が良かったというだけということもあるからです。
私の寝る前の習慣。それは『道をひらく』『論語』を読むだけではありません。必ず日記をつけるようにしています。日記は私なりの反省文です。ある経営者は、毎日手帳を見返してその日を振り返るとおっしゃっていました。反省はその日一日の自分の「点検」。どんなときにも反省するということが人生をステップアップさせるためには大切なのです。