収入アップにつながる資格の取り方がある
そしてとくに注意したいのは、クレジットカードやキャッシングなどだ。安易に使い過ぎないのはもちろんだが、利用する場合も、年会費が無料で、還元率が高いものを選ぶなど、有利な活用法を考えてみることだ。
とはいっても、お金は貯めるばかりでは意味がない。使ってこそ価値が出てくるものであり、その点でも、自己投資は不可欠である。
仕事に必要なスキルを身に着けたり、資格を取得したり。エステやジムに通って自分磨きをすることは、自分への自信やキャリアアップにつながるだけでなく、人的資産の価値が高められ、給料がアップする可能性も大だろう。引いては、収入の安定にもつながる。
ただし、資格取得は合格が目的・ゴールではない。たまに、名刺にさまざまな資格(しかも、ぞれぞれ別の分野のもの)を書いた方にお目にかかるが、ビジネス上の付き合いでいうと「この人はいったい何がしたいのか?」と思ってしまう(資格取得が趣味という人は別なのだが……)
社会人の大切なお金と時間を使って資格取得をするのであれば、資格を仕事にどう活かすかを考えること、つまりは、どんな風にしてモトを取るかをまず考えて欲しい。
▼人生を豊かにするのも貧しくするのも、お金
社会人になると、お金は、企業などに労働を提供して給与として受け取り、モノやサービスを購入し、税金や社会保険料を納め、将来に備えて貯蓄するというように社会を循環していることを意識するようになる。
働いてばかりでお金を使うヒマもないとか、将来が心配だからと貯蓄するばかりでは、人生を楽しむことができないし、カネは天下の回りものとばかり、入ってくるお金をすべて使ってしまっていたのでは、病気やケガなどで収入がなくなった場合に備えることができない。
そのバランスや価値観は、人それぞれであるし、人生におけるリスクは前もって推し量るものではない。とにかく、お金というのは、働いて稼ぎ、使い、貯めながら、自分らしい充実した人生を送るためのものであるということを体感してほしい。その上で、賢いお金の付き合い方とそれを実践するための情報や知識・知恵を培っていただきたい。