「払い損」世代がもらえる年金を増やす方法

現時点で60歳代以上は、年金保険料を支払った以上に年金がもらえる、いわば「納めトク」世代であるのに対し、それ以下はすべて、「払いソン」世代とも言われる。

しかし、そうなのであればなおさら、自ら公的年金を増やす工夫をしてみてはいかがだろうか? 具体的には次のような方法が考えられる。

・国民年金の任意加入をする
・国民年金の付加年金や保険料の前納制度などを利用する
・70歳まで年金受給を先延ばしして繰り下げ受給する
・定年退職後も厚生年金に加入して働く
・専業主婦もしくはパートで働く妻が「個人型確定拠出年金(iDeCo、通称イデコ))」に加入する

厚生労働省が平成28年7月に発表した平成27年簡易生命表によると、65歳時点の平均余命は、男性19.46年、女性24.31年。前述の試算の元が取れる年齢をはるかに超え、平均余命は今後も伸びる可能性が高い。

年金の元を取り“利益”を上げていくには、元気に長生きして、できるだけ長い間、年金を受給する方法がもっとも確実な方法なのかもしれない。

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