血液型はどうやって決まるか。大阪大学名誉教授の深瀬浩一さんは「血液型には、A遺伝子・B遺伝子・O遺伝子という3種類の対立遺伝子が存在する。対立遺伝子の組み合わせにより、同じA型やB型でも、遺伝子構成が異なる場合がある」という――。

※本稿は、深瀬浩一『血液型でわかる 病気とケガのリスク』(宝島社)の一部を再編集したものです。

血液型と矢印
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「AA」「AB」「AO」という3つの遺伝子構成

血液型の場合、A遺伝子・B遺伝子・O遺伝子という3種類の対立遺伝子が存在します。これらは単独で組み合わせをつくるのではなく、3つのなかから2つを選ぶという組み合わせパターンが生じます。両親ともにA型であった場合、父親からA遺伝子を受け継いだからといって、母親からも必ずA遺伝子を受け継ぐとは限らないのです。

たとえば、A遺伝子を含む「2つで1組」の対立遺伝子の組み合わせには、「AA」「AB」「AO」という3つのパターンが存在します。

ここで、みなさんに質問です。この3つの遺伝子構成では、それぞれどのような血液型になると思いますか?

最初の「AA」は両方ともA遺伝子ですから、当然A型になると予想できますね。次の「AB」は、そのままAB型になるでしょう。では、最後の「AO」はどうでしょうか。A型になると思いますか?それともO型になるのでしょうか?