ビットコインは、通貨でありながら株式などと同じように価格が変動するのが特徴(これが円などの法定通貨との大きな違い)。安いときに買い、値上がりしたときに売れば、値上がり益が得られる。

国内には10の仮想通貨取引所があり、口座を開設すれば誰でもビットコインが売買できる。11月上旬現在、1BTC(ビットコイン)の価格は7万3000円台で、多くの取引所では0.0001BTC程度(7円程度)から売買できる。

16年前半まで、国内での取引額は1日30億円程度だったが、6月には100億円を突破するなど、人気が上昇。1BTCの価格も1年前の4万8000円台から大きく上昇している。

価格を左右するのは需給関係で、欲しい人が多ければ価格は上昇し、売りたい人が多ければ価格は下がる。

前述のとおり、ビットコインは構想段階で発行の上限額が決まっているのに対し、今年、改正資金決済法が施行されれば、利用する人は増えると見込まれる。したがって価格は上昇すると期待され、取引額が増えているのだ。

基本的には少しずつ買い足しながらじっくり値上がりを待つ、といったスタンスでの投資が望ましい。

また一直線に上がるというより、上げ下げを繰り返しながら上昇すると考えられるので、ある程度値上がりしたら売って利益を確定させ、下がったら再び投資するのもいい。

日本では2014年、仮想通貨取引所のマウントゴックス社が破綻したり、海外では取引所からビットコインが盗難されたりといったトラブルが起き、価格が急落した。あくまで取引所の不整備などが原因であり、ビットコインそのものに問題があるわけではないため、価格は回復しているが、そういったリスクがあることは知っておきたい。

ビットコインは24時間365日、いつでもリアルタイムで売買できる。まずはネットで口座開設(無料)を申し込み、口座開設後、銀行などから取引所にお金(円)を振り込む。あとはネットやスマホで注文を出すだけだ。まずは少額で試すといいだろう。

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