ビットコインとは、ブロックチェーンという金融技術を使って発行される仮想通貨である。
ビットコインを生み出したのは、ナカモト・サトシと名乗る人物。ナカモト氏がビットコインの構想について論文を発表し、その構想に基づいて複数の人がプログラムを開発したといわれている。ここでは詳細を説明しきれないが、そのプログラムによって自動的に発行されている。構想段階で発行のペースと発行の上限額が決まっており、すでに発行上限の8割以上が発行済みとなっている。
「通貨は中央銀行が発行するものであり、仮想通貨など得体がしれない」と思う人も多いだろう。しかし、2016年5月には改正資金決済法が可決され、国は仮想通貨について、「そのほかの通貨と同等の財産的価値を持つ」と定義。今年6月には決済手段として正式に認められ、銀行が仮想通貨を扱う可能性もある。
すでに北米のアマゾンではビットコインで買い物ができるし、日本でもビットコインで支払いできる店が増えつつある。つまり、法的にも、社会的にも通貨として存在が認められている、というわけだ。
ビットコインの利用シーンは広がっていきそうだが、現在、注目を集めているのはビットコインへの投資である。