ドナルド・トランプ次期政権の実質的な舵取り役は、マイク・ペンス次期副大統領になると予想されている。知名度は低いものの「歴代で最も権力を掌握する副大統領」という予想は多い。政治姿勢は共和党主流保守で宗教右派。同性婚や中絶には「神の意志」を掲げて反対する一方、妻と3人の子供を愛するよき家庭人のイメージをウリにする。共和党の異端児で、3度の結婚を繰り返した俗物的なトランプ氏とは対極的。TPP推進、ロシアの拡張主義に批判的な外交姿勢、NATO支持といった政治主張もトランプ氏と対立する。「メキシコ国境に壁をつくる」というトランプ氏の発言には「侮辱的で違憲だ」と批判した。
トランプ氏が共和党の主流を占める宗教右派の支持をつかみ、選挙に勝つためには、ペンス氏の副大統領指名が必要だった。12年間下院議員を務め、豊富な政治経験と幅広い人脈をもつ彼の影響力は大きい。だが、性格も政治的主張も異なるこの2人がうまくやっていけるのだろうか。
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