2030年には、日本の労働力が800万人ほど足りなくなると予想されています。1学年に200万人以上もいた僕たち団塊の世代が、順番に労働市場から姿を消していくからです。

――それは、今働いている人にとってはいいことなのでしょうか。

もちろんです。今後は、あらゆる業界や業種で人手不足になります。1学年に100万人ちょっとしかいない20代、30代前半の若者は、労働市場では引く手数多になるでしょう。

(構成=八村晃代 撮影=市来朋久)
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