動悸、吐き気、胃痛……怒りをためると体に変調をきたす

日本人の多くは、怒りに対してマイナスイメージを抱いています。子供の頃から「怒るのはよくない」とすりこまれてきたためでしょう、怒りを押し殺して、葛藤や対立を避けようとする傾向があるのです。

しかし、私に言わせれば、怒りを抑えるほうが「よくない」ことです。怒りの感情が湧くのは、なにかしらうまくいっていないことがあるせい。怒りを抑えてしまうと、そのうまくいってないことを放置することになり、問題解決につながりません。

そればかりではありません。私は精神科医として心を病んだ患者さんの診察をしていますが、怒りを抑え込んだために不眠やうつなどに悩まされるようになるケースはたくさんあります。蕁麻疹、動悸、吐き気、頭痛、胃痛などが出現することも少なくありません。