相手の心を動かす言葉の仕込み方

朝礼や会議、社外の会合などで、どういう挨拶をするか?

経営者やマネージャーにとって、朝礼や会議は大事な場です。そんなときに相手の心を動かすネタや言葉を、どう仕込めばいいのでしょうか。

『「運命」はひらける!』(小林充治著・プレジデント社)

そのヒントを教えてくれるのが、岡山市で歯科医院を展開する「アスペック」代表の小林充治さんです。小林さんは、「盛和塾」岡山の代表世話人としても活動していて、地元の経営者とも幅広い交流があります。知り合いの経営者から「朝礼やミーティグで従業員にどんなことを話したらいいでしょう」といった相談をよく受けるそうで、小林さんはよくこうアドバイスしています。

「安岡正篤さんの言葉を引用にすると、効果がありますよ」

安岡正篤さんとは、明治に生まれ、戦前・戦後を通じて多くの政治家や財界人を指導したことで知られる人物です。

小林さんは歯科医院の経営難、家庭崩壊の危機に同時に直面したことで、安岡さんの言葉と出会い、教え通りに実践したところ人生が大きく好転。以来、安岡さんの言葉が、小林さんの考え方や行動の指針になったそうです。