人には同じ24時間しかないのに、なぜ仕事の進み具合に差が出るのだろう。成果を挙げる人たちの話を聞いてみると、業界は違っても、段取りに対する共通の意識が見えてきた。

日曜の夜に一週間の指示を部下に出す

プリンシパル(日本企業の部長職相当)として2つのプロジェクトを率いる陳さんは、1児の母。育児で消える時間を計算したところ、1日6時間だったとか。忙しいコンサルタント業と子育てをどうやって両立しているのか。

陳さんの1日は、子どもが目を覚ます朝5時半に始まる。朝食は週末に1週間分つくってあるので、温めるだけ。子ども向けのテレビが始まったら、朝一でメールをチェックする。