誰しもに平等に与えられた24時間なのに、何倍もの利益を生み出す人がいるのはなぜだろう?
業界リーダーたちのタイムマネジメント術を探る。

弱さに寛容な社会をテレビと草の根からつくりたい

有事が起きたときには、昼夜関係なく現場に駆けつけるテレビの報道記者。これが、鈴木美穂氏の一つの顔。深夜や週末の勤務も時には必要となるこの本業だけでも多忙を極めるが、彼女にはもう一つの顔がある。がん患者やその家族が専門的な相談、支援を受けられ、自分の力を取り戻していける場所「マギーズ東京」を設立・運営するという、一大プロジェクトの共同代表を務める。

maggie's tokyo project共同代表 鈴木美穂氏

「がんを宣告されたとき、一気に死が近くに感じられました。当時正しい知識や情報を持っていたら、がんになった後の人生にもっと希望を持って闘病できたのに……」