世界最強の投資銀行「ゴールドマン・サックス」、世界最高のコンサルティング・ファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」、そして世界最上級のビジネススクール「ハーバード」の超エリートたちが大切にする“仕事の基本”とは? この2社1校で実務、学びの経験を経て、現在自身の企業を経営する戸塚隆将さん。エリートのエリートたる所以は、基本作法と習慣にあった!

“10分前”の精神で心に余裕を

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「時間を守る」。これは人が社会生活を送るうえで、もっとも大切な万国共通のルールである。時間は守るだけではない。「5分前の精神で行動する」ことを、仕事の基本として叩き込まれたビジネスマンも多いだろう。が、戸塚さんは「10分前の精神」が重要だと断言する。

「ゴールドマンの新人時代、大きなプロジェクトの中で時間ギリギリに行動していた私の姿を見た上司に叩き込まれたのが『10分前』。プロであれば、これが基本中の基本だと。それに加え、目の前の忙しさを理由に、遅刻を『仕方がない』と思ってしまうことの怖さを教え込まれました」