人生を味わう「ゆとりの習慣」をなぜ持てないのか
【1】余裕がない人、Aさんの生活
朝から目覚ましに叩き起こされて、気がつけば出社1時間半前。準備をする時間は20分しかない。
歯ブラシをくわえながら身支度をして、今日も朝食は食べれずじまい。駅までの10分の距離を急ぎ足で何とか7分で到着し、満員電車に飛び乗る。
もみくちゃにされて40分、会社の最寄り駅からの10分は猛ダッシュで始業2分前にギリギリ到着。朝、9時半の会議の資料を出力しようとするとプリンターがトラブル。会議に3分遅れで上司から怒られる。
こんな調子で、夜は深夜残業をして終電に追い込まれながら毎日を過ごしている。
「こんな毎日で本当にいいのだろうか?」
「もっと毎日にゆとりが欲しい。」
Aさんは、精神的にも肉体的にも疲れ果てていました。
もっと余裕を持ちたい。そう思われる人は多いのではないでしょうか?
あと、15分早く家を出ていれば。30分早く起きられれば。お昼ご飯もバタバタして味わっている余裕がない。
「時間がない」
このように言われる人が多いです。しかし、本当でしょうか?