ビジネスマンが歴史の中に何を読み解いて、そこに学び、自分のビジネスの糧としてゆくかを考えるときに、格好の素材になるのが、山本五十六だろう。

私がこの人物に興味を持って以来、抱き続けてきた疑問があった。それは「山本五十六は自分の眼で真珠湾を見たことがあったのだろうか」ということだ。

私自身、国際情報分析と経営企画の世界で生きてきた。三井物産が社運を懸けたイラン・ジャパン石油化学(IJPC)という巨大プロジェクトの撤退プロセスを経験するなど、経営にとって情報がいかに重要であるかを痛いほど味わってきた。