Q7. 割り勘にしたら1000円が消えた!

父さん「かあさん、かあさん。不思議なことが起こったんだよ。1000円消えちゃったんだ」

母さん「お帰りなさい、おとうさん。どうしたの? 興奮して」

父さん「実はね、会社の帰りに私とEさん、Fさんの3人で居酒屋に行ったんだ。会計がちょうど3万円だというので、3人で1万円ずつ出して私が会計したところ、『すいません。2万5000円の間違いでした』と言われて、5000円返してもらったんだ。5000は3で割り切れないので、とりあえず、みんなに1000円ずつ返して、残った2000円は二次会用に取っておいたんだ。しばらくして、Eさんが、『あれ? 1000円足りなくないですか?』と言うんだ。

最初に3万円払って、1000円ずつ返してもらったので結果的には3人とも9000円を払ったわけだから、合計2万7000円だよね。でも、それに二次会用の2000円を足しても2万9000円にしかならない。言われてみれば、1000円足りないんだよ。な、なんだよ、その目は。私はネコババなんかしていないよ」

→ さて、1000円はどうしてしまったのでしょう?

A.  母さん「ははは。いやね、おとうさん。1000円はどこにも消えていないわよ。3人で実際に支払ったお金は3×9000=2万7000円ですよね。そのうち、2万5000円を居酒屋さんに払って、残りの2000円を二次会用に取っておいたのだから、2万5000+2000=2万7000円でピッタリじゃない。最初に3万円払ったということがアタマから離れないから、思い違いしちゃうのよ」