無防備な自分に帰れる時間と場所

東日本大震災以降、それまで接したことのないマスメディアから、心の持ち方について聞かれる機会が増えました。あの限界状況を目の当たりにして、生きることにとって大事なのは何か、仕事とは何か、などと物事のプライオリティ(優先順位)の組み替えを迫られた人が多いと思います。

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大震災後、仕事観はこう変わった

震災の影響だけではありません。今後は高度経済成長も望めず、低成長時代を生きるという覚悟を決めるべきではないか、そのためには新しい指針が必要ではないか、と誰もがぼんやり思っています。“今日より明日”の進歩に価値をおくのではなく、“昨日と同じ今日が過ごせれば幸せ”と、アクティブでない現状維持の状態をみんなで協力しながらつくっていこう、という感性を、特に若い人が持ち始めている気がします。