昨年暮れ、愛知県東浦町のマンションで、主婦が階下の住人に刺されて重傷を負う事件が起きた。犯人の供述によると、階上の足音や物音に耐えかねて凶行に及んだという。

この事件のように昨今、生活音が引き金となって起きるトラブルは珍しくない。住まいにまつわる問題に詳しい岡田一毅弁護士は、最近の傾向をこう語る。

「以前は、カラオケなど明らかな騒音が原因でトラブルになるケースが多かったのですが、集合住宅のフローリング化が進んだ影響か、最近は足音や椅子を引きずる音、水を流す音などの生活音で相談に来る方が増えてきました」