別のランキングでも日本車が上位5位を独占

10車種で唯一のアメリカ車となったシボレー・エクイノックスは、年式によって信頼性のばらつきが大きい。CRは、おすすめ中古車とは別に、5〜10年落ちのクルマを対象としたブランド別の信頼性ランキングも発表している。その解説によると、同じ世代にあたる2018〜24年型のうち、信頼性評価が平均を上回ったのは2019年型と2022〜24年型だけだという。CRはこのうち2019年型を選んだ。

これに対し、日本ブランドにはこうしたばらつきが少ない。このランキングでは、レクサス、トヨタ、マツダなど、26ブランド中上位5位までを日本ブランドが占めた。上位3ブランドはいずれも、長年にわたって平均以上の信頼性評価を保ってきたという。下位で目立ったのはアメリカ勢で、ラムが24位、ジープが25位、テスラが最下位の26位となっている。

【図表】米消費者誌が選んだ「おすすめ中古車トップ10」
出典=米コンシューマー・レポート「Best Used Cars: 10 Top Picks」(2026年10月29日更新)を基にGeminiを使用し編集部作成。日本での車名・販売状況は筆者調べ。1ドル=158円で換算

CRで自動車データ分析を統括するスティーブン・エレク氏は、レクサスやトヨタについて、「控えめな刷新を続け、新しい仕組みを数多く持ち込むより、製品群全体を少しずつ改良してきた」と語る。

新技術を一度に盛り込まず、改良を一歩ずつ重ねる。こうした開発姿勢が、故障しにくいトヨタのクルマづくりにつながっている。

160万キロ走っても壊れない

長く乗っても日本のクルマはへたりにくい。そんな声がテキサスからも聞こえてくる。

走行距離が100万マイルに到達したのは、テキサス州に住むジャスティン・キルマーさんの2003年型ホンダ・アコードだ。2023年3月11日、テネシー州の国立公園へ向かう道中で大台を達成した。

米自動車メディアのゲッシング・ヘッドライツによると、アコードは妻のリサさんが、大台到達の20年近く前に買ったものだという。フライトシミュレーターの教官として生計を立てるキルマーさんだが、医療物資を運ぶ仕事も掛け持ちしていた。地元の血液センターが検査に回す試料を届けるため、「このクルマはしょっちゅうヒューストンまで走る」という。片道3時間半ほどの道のりだ。大台到達までの約20年間で、走行距離は年平均5万マイル(約8万キロ)に及び、毎年地球を2周する計算だ。

キルマーさんは整備を欠かさない。95万マイルを超えてからも、ホースや点火プラグ、スターターなどを次々に替えている。100万マイルの達成後には、エンジンも載せ替えた。もっとも、米自動車メディアのザ・ドライブによると、大台までは当初のエンジンで走り切ったという。