【余計な出費の落とし穴②】
スーパーでは「98円」の値札に手が出る
なんと言っても、毎日消費する食料品の値上げが一番財布に痛い。値札を見てため息をつくことも多い昨今だからこそ、「98円均一」の文字を見ると、つい引き寄せられるもの。こんなに安いのなら買うしかない、いや買わないと損だ、この機会にまとめ買いしようと、素直な消費者は誰だって考える。そう、「安さは正義」なのだ。
いや、本当に正義だろうか。「安いから買う」のではなく、「必要だから買う」のが正解だ。あなたが激安スーパーと、高級スーパーに行った場合、どちらの店でお金を多く払うだろうか。やはり高い品が多い高級スーパーだろうか? そうとは限らない。こうした店ではじっくり値札を見るはずだ。「これは本当に必要だろうか?」と、何度も自問自答するに違いない。
高級スーパーより激安店で散財する
一方で、激安スーパーでは一気にハイになる。この安さでは買わずにはいられないと、次々カートに商品を放り込むだろう。「これは必要か?」なんて、ろくに考えずに。皮肉なことに「安さ」は消費ブレーキをマヒさせるもの。100円ショップやディスカウントショップで買い過ぎる人は、まさにその罠にはまっている。
こういう店では、レジ前で必ずカートの中を確認してほしい。そこで深呼吸して「これは本当に必要だろうか?」と、高級スーパーに行ったつもりになって点検しよう。たかが98円、たかが100円でも、不要なものを買っている余裕はないのだから。
【余計な出費の落とし穴③】
割安だから大容量パックを買う
「これだけ入って●●円!」とオトクさをアピールする食品の大容量パックが人気だという。一個当たり、100g当たりに換算すると確かに安い。それだけでなく、これだけの量が家に確保できたという安心感もある。当分買い物に行かなくて済むから節約にもなるはずだと。
その量が家庭の消費量に見合っているなら、もちろん問題はない。ただ、単に「大量に買った方がトクだから」と、使い切れない量を買ったとしたら、それはムダ消費に変わる。
そもそも冷蔵庫に食品がパンパンでは冷却効率も悪くなるし、「どう使い切ろうか」ばかりを考え続けることになってしまう。大容量パックが悪ではないが、我が家に適正な量を買って使い切るほうが、支払うお金も使い切りへのプレッシャーも減らせるだろう。
そもそも、販売する側が大容量パックをアピールするのは、買い控え対策でもある。一回の買い物に支払う金額を上げるために、「こっちを買うと割安ですよ」と金額高めの大容量を勧めてくるわけだ。「割安」と「激安」は、実は買い過ぎを呼ぶ呪文と覚えておこう。

