日本の選択が「中国包囲網」を左右する

習氏がインドとの関係改善を強く求め、ロシアとの「無限の友情」を強調する理由はここにある。強大に見える中国にも、こうした構造的な弱点がある。

日本にとっては、インドとの経済・技術協力をさらに深め、中国以外の選択肢を増やすことが重要になる。また将来、ウクライナ戦争が終結すれば、「ロシアが中国一国への依存を深め続けることが日本の国益にかなうのか」という問題も浮上する。

高市政権にとって問われるのは、安倍外交の遺産をどのようにアップデートするかである。インドとの関係をさらに強化し、将来的にはロシアが中国一辺倒にならない環境をどう作るか。

ロシアを巻き込んでインドを中国包囲網に組み入れる。その外交的選択が、今後の日本の国益とインド太平洋の秩序に大きな影響を与えることになるはずだ。

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