広島も本気を出した路面電車の活用ブーム

宇都宮の新型路面電車の開業は宇都宮のコンパクトシティ化を進め、青森市に代わる新たなモデルを示したといえる。

広島駅構内2階に新設された広島電鉄ののりば(2026年3月撮影)
撮影=小川裕夫
広島駅構内2階に新設された広島電鉄ののりば(2026年3月撮影)

現時点で、“次の宇都宮”を目指す動きは各地で見られるが、そうした動きの多くは実現段階とは言い難い。路面電車の新設はハードルが高く、それゆえに莫大な時間を要する。だから、次の宇都宮“が出てくるのは、早くても20〜30年かかるだろう。

しかし、すでに路面電車が走っている都市なら話は早い。広島県広島市は主要公共交通機関が路面電車となっており、2025年8月に路面電車の運行事業者である広島電鉄・JR西日本・広島市の3者がタッグを組み、広島駅構内の2階部分から路面電車が発着できるように改造された。

広島のケースは駅の改造であり、都市改造という規模ではない。それでも路面電車を活用していくという積極的な意図から取り組まれた施策でもあり、今後はこうした路面電車を活用することがトレンドになるだろう。そして、そこから都市再生へとつながっていく。

(初公開日:2026年9月30日)

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