しかし、だらだらと歩いては効果がありません。腰痛を防いだり、改善するためには腰の筋肉を適度に刺激することが大切なので、30分程度は速足で歩きましょう。

速足の目安は男性では1分間に100メートル以上、女性は80メートル以上歩くこと。

ちなみにこのスピードで30分歩くと約180キロカロリーが消費されます。つまり肥満の防止や解消にも効果があるのです。肥満は腰への負担を増やす、腰痛の原因の一つ。30分の速足は腰のマッサージと腰痛の原因となる肥満防止という両方の効果があるのです。

重要なポイントは、30分程度続けないと、腰痛改善には十分な効果が発揮できないということです。

歩き始めて約10分たつと心拍数が上がり、血行が良くなり、体温も上昇し始めます。この状態になって初めて、身体が運動の効果をスムーズに受け入れることができるようになるのです。

※本連載は『太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる』(宮崎義憲 著)からの抜粋です。

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