「タリーズコーヒー」が新たに参加
そして8月20日から新たに追加されたのが「タリーズコーヒー ハウスブレンド」カプセルだ。米国シアトル発祥のタリーズコーヒーの味を家庭で手軽に楽しめるようになった。上島珈琲店やドトールコーヒーなどに並ぶ人気コーヒーチェーンのスタンダードブレンドだ。
西本さんは「タリーズらしい深みのある味わい。自宅でタリーズと他のカフェを並べて何を飲むかと迷うのは楽しい時間になると思います」と語る。KEURIGのカプセル選びの幅がさらに広がった。
継続率8割、目標は5年で100億円
カップスが事業を引き受けてから約7年。設立当初は業務用が売り上げの8〜9割を占めていたが、家庭向け事業が大きく伸長し、現在は家庭用が半分ほどを占めるまでになった。しかも、家庭用の利用者の9割はサブスクを選んでおり、継続率は1年経過時点でおよそ8割に達するという。
カプセル式コーヒー事業は最初にコーヒーマシンを無償に近い低価格で配り、カプセルの販売で利益を出していくビジネスモデルのため、初期投資が重くのしかかる。しかし、KEURIGは家庭用市場での普及と継続率の高さによって、2025年の売り上げは2019年と比較して8倍を実現した。この結果、マシンコストの回収フェーズを抜け、2026年には黒字化を達成する見込みだ。そして次の目標として掲げるのが、今後5年をめどに、KEURIGを売り上げ100億円規模まで育てることだ。
「朝、家族それぞれがKEURIGで好きなブランドのコーヒーやその他ドリンクを選んで飲む。そんなアメリカと同じような状態にしていきたいというのが一番の思いです」(西本さん)
カプセル式コーヒーマシンは他にも複数のブランドがあり、日本市場ではKEURIGは後発だ。しかし、複数のブランドのコーヒーが共存し、選んで飲めるのはKEURIGだけの魅力。さらに近年、コーヒー豆が高騰し、カプセル式との価格差が小さくなっていることも追い風だ。1杯約125円以下(定期便の場合)のKEURIGならコンビニコーヒーと変わらないコストで好きなブランドの1杯が手軽に淹れられる。ハンドドリップの技術や手間も不要だ。
さまざまな有名カフェやブランドのコーヒー、そして緑茶や紅茶。売り上げを大きく伸ばし、黒字化を達成見込みの今、KEURIGは家庭のドリンクのプラットフォームとして大きく広がりをみせているのだ。
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