その背景について、『京急 最新の凄い話』の著書がある鉄道ライター、小林拓矢さんはこう話す。
「一番の理由は、表示の自由度です。パタパタは、新しい列車が登場したり駅名が変わったりするたびに、表示板そのものを作り替えなければなりません。一方、LED式なら表示するデータやプログラムを書き換えるだけで、一瞬で更新できます」
さらに近年はLED式から、路線図や多言語表示、ダイヤが乱れた際の案内など、より多くの情報をリアルタイムで表示できるLCD式への移行が進んでいるという。
「残さなくてもいいもの」を残す
そんな時代に、デジタルとはいえ、京急がパタパタを復活させたのはなぜか。
「残さなくてもいいものをあえて残すところに、京急らしさがあると考えています。今回も、表現の自由度が高いLCDを使って、長年愛されてきたパタパタを表現すればおもしろいのではないかと考えました」
京急の担当者は、そう説明する。
小林さんも「京急は、他の鉄道会社に比べて、お客を楽しませようとするサービス精神が強い」と話す。
