「ほとんど詐欺だと思った方がよい」
今はアプリでアルバイトを探す仕組みも広がっていて、高齢の人が隙間時間に働く例も珍しくありません。ただし、仕事が多くあるからこそ、内容をきちんと見極めることが肝心です。
特に気をつけなければならないのは、最初にお金を要求される仕事です。簡単な入力作業で高収入とうたいながら、そのためのパソコンを買ってくださいとか、登録料が必要ですとか、データ代がかかりますなどと言われるものは、ほとんど詐欺だと思った方がよいでしょう。
仕事をするために自分からお金を払わなければならないという時点でおかしいのですから、いくら条件がよさそうに見えたとしても避けるようにしてください。
有給休暇を、次の進路を探すために使うのもいいのではないでしょうか。資格を取る、学校に通う、あるいは何かを体験してみるという方法もあります。知らない世界に触れて視野が広がれば、新しい関心が生まれることもあるでしょう。
パートに“有給なし”は間違い
ところで、パートには有給休暇がないと思っている人も少なくありませんが、そのようなことはありません。パートであっても、勤務日数に応じて有給休暇を与えなければならないことが労働基準法で定められています。半年以上勤務し、所定労働日の8割以上出勤していれば取得できますし、これに応じない雇用主には6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性もあります。
中小企業などでは取りにくい雰囲気が残っていることもありますが、自分の権利としてきちんと確認しておくことが大切です。パートタイマーでも有給休暇を活用し、自分の力を磨いたり、新しい世界に触れたりすることは十分に可能です。
自分の可能性を広げるために旅に出るのもいいのですが、さらに仕事につながって収入も得られるのが、リゾートバイトや「おてつたび」です。
リゾートバイトは観光地のホテルや旅館などで一定期間しっかり働くスタイルで、数週間の有給休暇を利用して参加すれば、働きながら資金を得ることができ、勤務後や休日には温泉や観光も楽しめます。一方、「おてつたび」は、旅をしながらその土地で短期間手伝いをする地域密着型の働き方で、収穫期の農家や人手不足に悩む地方の小さな宿を数日間手助けするものです。
仕事の内容は農作物の選別や清掃など比較的シンプルなものが多く、自由時間もあるため、その土地の人々や暮らしに触れることができます。短ければ2、3日から参加できるものもあるため、有給休暇の一部を使って気軽に経験することも可能です。

