富裕層だからこそリセールバリューを重視
富裕層だからリセールなど気にしないのではと思うが、富裕層だからこそ、資産価値、法人需要、投資商品としての視点から、高級外車購入においても、金融商品や不動産と同様に、流通市場の存在やリセールバリューはかなり重要なポイントだ。
EVにはない、ターボエンジンやガソリン車独特の甲高いエグゾーストサウンドを奏でるエンジン音は、代替できないものだ。
実際、ポルシェは、EVや中国市場の販売不振もあり、株価も業績も低迷しており、日本国内の販売も落ち込んでいる。JAIAによると、2026年1月から7月までのポルシェの累計新規登録台数は、6223台と前年比97.8%に留まり、特に足元の同年7月では、前年7月の823台から426台と前年比51.8%の水準にまで急落している。
なお、ポルシェの看板車でガソリン車である911シリーズの人気は根強く、911GT3といったハイエンドモデルは、相変わらずの2年待ち状態で好調だ。だが、フェラーリやランボルギーニ同様に、そもそもブランド価値維持のため、供給量を絞っている背景がある。
「ディフェンダー」も多く見かけるが…
ゲレンデやカイエンに続き、元祖ラグジュアリーSUVメーカーとして知られるランドローバーのディフェンダーも都心界隈の高級外車SUVでは多く見かける。
その他、フラッグシップのレンジローバーは見た目も大きく、貫禄ある王者の風格だ。弟分イヴォークやヴェラールなどを加えれば、数的にも相当多い印象だ。
しかし、EV化の流れのなか、7月に受注開始となったディフェンダーの2027年モデルは、一部モデルを除き、ディーゼル車が中心だ。一部にはガソリン車は残るものの、この先、どこまで販売を伸ばせるのかというところだ。

