森川さんと初めてお会いしたのは2022年4月のことです。出張帰りでお疲れなのに「そこしか時間が取れないから」と、深夜にバーで待ち合わせしました。会うなりPCを開き、日本と中国のマーケットについて議論が白熱したのを覚えています。中国はeコマースとインフルエンサーによるマーケティングで先行する一方で、日本は対面での販売が強い。私は両者の強みを活かした、持続的なビジネスについて、お話ししました。
それから少しして可士和さんとお会いしたとき、私はかなり緊張していました。私にはパーフェクトダイアリーを世界に通用するブランドにする夢があり、その実現に可士和さんのデザインの力が必要だと確信していたからです。そんな私の様子を察してか、奥様が温かく場を和ませてくださり、素直に想いを伝えられたように思います。その日をきっかけに、私たちならではの世界観を、ロゴやパッケージ、旗艦店に落とし込んでいただきました。先日、その旗艦店がレッド・ドット・デザイン賞(※)のブランド&コミュニケーション部門で最高賞を受賞しました。
※「デザイン界のアカデミー賞」と称されるドイツのデザイン賞
中国では「初めて目を合わせた瞬間に運命を感じる」ことを「眼缘」と表現します。まさにお二人との出会いがそれでした。光栄にも森川さんと可士和さんをお引き合わせしたのは中国出身の私です。お二人とも眼缘を感じてくれたかな(笑)。これからもこのご縁を大切にして、可能性を広げていきたいと思います。
※本稿は、雑誌『プレジデント』(2025年3月21日号)の一部を再編集したものです。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます





