月4万円弱は「将来の生活費」へ

前は同じ駅の反対側にあるアパートで暮らしていたが、建物が古くなったので転居してきた。家主や管理会社から退去を求められたのではないが、先を見越して自衛のために引越した。

「4年半前で築42年の木造モルタルアパートだったんです。建物の外壁にはヒビが入っていたし、2階の部屋は雨漏りがして修理していた。建物自体が傾いている感じがして、これはいつ建て替えになってもおかしくないと思いました。だから早く移ろうと思ったんです」

当時の年齢は63歳の終わり頃。これなら年齢を理由に入居審査でハネられないと思った。でも65歳を超える高齢者になったら断られる確率が高そう。だったら家賃が数千円高くなっても新しい住まいを確保した方がいいと思ったのだ。

家具のないアパートのリビングスペース
写真=iStock.com/maruco
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「今のアパートは1DKで家賃は4万7000円、横浜まで電車で25分もかかる場所だから都内と比べたらかなり安い。これに水道光熱費と通信費で2万円前後。国民健康保険料もあるので固定費は8万5、6000円になる。年金だけだったら残るのは4万円ぐらい、これでは窮屈すぎますよ」

だからパートで働けるのはありがたい。パートの給料のうち生活費の補填に充てるのは1万5000円だけ。あとは将来の生活費用に積み立てている。

「それにしても食べ物の値段が上がり続けているのは痛いね」

食費は月2万8000円まででやっているが、この金額で買える量はかなり減った感じだ。

きゅうり1本98円でも買う気にならない

「最近は自転車で片道20分もかけて、ディスカウントストアとか業務スーパーへ遠征しています。値段が全然違うんだよ、近所のスーパーより2、3割安い。本当に業務スーパーは神だ」

ディスカウント店ではギフト解体品、賞味期限切れ間近の見切り処分品、包装にキズがある難あり品などを買って1円でもケチる。

「基本的には自炊でやってます。外食なんて月に2、3回だな。行っても800円が限度」

ちなみに昨日、一昨日の食事メニューはこうだ。昨日の朝は8枚切の食パン2枚とスライスチーズ1枚、昆布茶1杯。昼は冷凍炒飯を半袋とゆで卵。間食としてチョコチップクッキー4枚。夕飯はサバの味醂干しと千切りキャベツ、インスタントの味噌汁。

一昨日の朝はインスタントコーヒーとヨーグルトだけ。昼はイワシの味噌煮の缶詰と納豆。夜は冷凍のチキンカツ2枚とパックのマカロニサラダ、わかめスープ。金額的には1日600~700円でやっている。

「野菜は高いからあまり食べられませんね。レタス1個が398円とかきゅうり1本98円じゃ買う気にならない。野菜を食べないと便秘になるし肌がカサカサになるけど仕方ない」

電気、ガス、水道も無駄のないようにしているし、医療費も削ることがある。