地球の表面を最も攪乱する銅採掘

何をもって地球最大の鉱山とするかについては、議論が分かれるところだ。1カ所から採掘される金属量という尺度で見れば、オーストラリア、ブラジル、ロシアの鉄鉱石鉱山はチュキカマタを楽々と上回る。

しかし、鉄鉱石は銅鉱石よりもはるかに高濃度で見つかる傾向があり、銅鉱石の濃度が一塊当たりわずか0.6パーセントであるのに対して、鉄鉱石は約60パーセントであるため、1トンの銅を得るには、1トンの鉄を得ようとする場合よりもとてつもなく大量の土を掘り出す必要がある。

私の大ざっぱな計算によると(このテーマに関する研究は驚くほど少ない)、銅の採掘は、ほかのどの金属の生産よりも地球の表面を大きく攪乱することになる。そこまでしても、最終的な生成物ははるかに少ないのである。

歴史上のどの鉱山よりも多くの銅を産出

最近では、チリのアタカマ砂漠から数百キロメートル南にあるエスコンディーダという別の巨大な穴からも、毎年多くの銅が産出されるようになった。

アメリカ西部ユタ州にもビンガムキャニオンという古い銅山があり、深さだけで見ればもっと深い。

その名前からわかるように、ビンガムキャニオンはもともと谷だったが、チュキカマタはそもそも丘であり、それが独自の地面近くの気層の気候(微気候)が形成されるほど深い穴になっている。

しかし、おそらくもっとも包括的な尺度、つまり鉱山の存続期間中に地中から採掘された銅の量にもとづいて見た場合、チュキカマタに匹敵する鉱山はほかにはない。

界最大の露天掘り銅鉱山、カラマ
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地元の人々が「チュキ」と呼ぶこの鉱山は、過去1世紀あまりの間に、歴史上のどの鉱山よりも多くの銅を産出してきた。

地球の地殻からこれまでに採掘され精練された銅13グラムのうち、少なくとも1グラムはここで採掘されたものである。