朝ドラでは描かれない明治の女性たちの実像

3月末に放送が始まったNHK連続テレビ小説『風、薫る』は、最終回まで残すところ2か月となりました。明治の激動期を生き抜く女性たちの姿が印象的ですが、ドラマのモチーフとなった実在の人物たちはどのような人生を歩んだのでしょうか。物語や時代背景をもっと深く理解するための記事を3本紹介します。

1本目は、朝ドラに詳しいライターの田幸和歌子さんによる、大山捨松が宿敵と結婚した背景を解説した記事です。多部未華子さんが演じる捨松は、11歳で渡米し22歳で帰国した際、「売れ残り」と揶揄される苦難を味わいました。彼女が20歳も年上で、かつての宿敵であった薩摩の軍人である大山巌と結婚した本当の理由を、親友への手紙などから紐解きます。

2本目は、ルポライターの昼間たかしさんによる、大関和の離婚の真相に迫る記事です。ドラマでは見上愛さんが演じるりんが夫から逃げ出して上京する姿が描かれていますが、そのモチーフとなった大関和が、20歳年上の夫と離婚に至った史実を、文献をもとに明らかにします。

3本目も、同じくルポライターの昼間たかしさんによる、鈴木雅の鹿鳴館婚活の実像を検証した記事です。上坂樹里さんが演じる直美が鹿鳴館のメイドとして働くシーンが話題を呼びましたが、モチーフとなった鈴木雅の実像は大きく異なっていました。ドラマが描いた鹿鳴館の裏側に隠された、史実とのギャップに迫ります。

フィクションの裏側にある真実を知ることで、これからの放送がさらに楽しみになるはずです。

「風、薫る」で多部未華子が演じる大山捨松はなぜ20歳上の宿敵・薩摩の軍人と結婚したか…親友に吐露した本音

(2026年4月17日公開)

大山捨松公爵夫人、1919年以前
写真=アメリカ・ヴァッサー大学サイトより/PD-Japan-oldphoto/Wikimedia Commons
大山捨松公爵夫人、1919年以前(写真=アメリカ・ヴァッサー大学サイトより/PD-Japan-oldphoto/Wikimedia Commons)

「風、薫る」(NHK)で多部未華子が演じる大山捨松は実在の人物。朝ドラに詳しいライターの田幸和歌子さんは「捨松はわずか11歳でアメリカに留学。帰国したときは22歳だったが、その年齢で売れ残りと言われ、大山巌の後妻になった」という――。<続きを読む>

 

NHK「風、薫る」とは全部違う…朝ドラのモチーフ"大関和"が20歳年上の夫から逃げ出し、離婚した本当の理由

(2026年4月21日公開)

親と手をつないで歩く、ちいさな手
写真=iStock.com/hxdbzxy
※写真はイメージです

NHK「風、薫る」では、りん(見上愛)が夫から逃げ、上京するシーンが描かれている。今作のモチーフとなった大関和は、史実ではどうだったのか。ルポライターの昼間たかしさんが、文献などを基に迫る――。<続きを読む>

 

「風、薫る」のモチーフ・鈴木雅が怒っている…孤児でもメイドでもない、朝ドラが描いた「鹿鳴館婚活」の史実

(2026年4月23日公開)

楊洲周延(豊原周延)『貴顕舞踏の略図』/鹿鳴館での舞踏会のようす
写真=Public Domain/Wikimedia Commons
楊洲周延(豊原周延)『貴顕舞踏の略図』/鹿鳴館での舞踏会のようす(写真=Public Domain/Wikimedia Commons)

NHK「風、薫る」では、直美(上坂樹里)が身分を偽り、鹿鳴館のメイドとして働くシーンが描かれている。ドラマのモチーフとなった鈴木雅は、どうだったのか。ルポライターの昼間たかしさんが、文献などを基に史実に迫る。<続きを読む>

 
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