56歳で人生最大のピンチ到来

ところが20年以上勤務し、順風満帆と思われた会社人生が56歳のときに突然終止符を打つ。同族企業の経営者と経営の方針を巡って対立し、退職することになった。

どんないきさつがあったのか。

「実験装置が売れなくなり、実験評価部門が収益をカバーしていた流れの中、コロナ禍の影響で“装置”の販売不振がさらに悪化しました。それでも経営者は新しい人を入れて開発をやめようとしない。『私が作っても売れない、開発を抑えるべきだ』と強く進言しても聞き入れてくれません。その矢先に私が事業でミスをしたのですが、そのミスが気に入らない経営者と激しくぶつかり、もう辞めるしかないと思い、辞めますと言い放ちました」