史上最難関のトンネル工事が待っている
6年前と違い、JR東海は「準備工事」に少なくとも半年、それどころか1年以上掛かる恐れもあると見ている。南アルプスの現状を知れば知るほど、たった3カ月では済まないとわかったのだ。
川勝前知事は今年7月11日に静岡市で開かれたリニア反対集会に、長い手紙を送った。その中で、南アルプスの過酷な現場の状況を説明した上で、「(JR東海は)静岡県をルート上に入れた過ちをいさぎよく認める勇気を発揮されたい」と主張していた。
JR東海は、南アルプスの直線ルート選択が正しかったことを示すために、なるべく早期に南アルプストンネルを貫通しなければならない。しかし、それが当初考えていたよりもはるかに困難であることがわかっている。
18日の協定締結式に川勝前知事を呼んで、ご高説を拝聴したほうが、県民はじめ多くの人たちには、南アルプスのリニア工事がいかに大変なものになるのかを少しは理解できただろう。
ただ不適切な発言も非常に多いだけに、今回は、川勝前知事の招待を見送ったのかもしれない。あるいはJR東海がいやがっただけかもしれない。


