すぐやる人は締め切りを「2つ」持つ

そのコツというのが「仮締め切り」をつくること。普通の人は締め切りの1、2日前になってあせって取りかかるのですが、すぐやる人は締め切りから逆算して「○日前までにいったん終わらせる」という仮締め切りを設けている人が多いです。

私自身も実践しているのでわかるのですが、完璧ではなくてもある程度タスクを終わらせておくことができると、気持ち的にもとても楽です。

また、締め切り当日まで余裕があれば、見直しやブラッシュアップに時間を費やすことができ、提出物や納品物の精度を上げることができ、自身の評価を上げることにもつながるのです。

私の場合はGoogleカレンダーを活用し、本当の締め切りよりも前の日付に「この日までにいったん仕上げる」という予定を組んでいます。

方法はシンプルで、使っているツールは問いません。スケジュールアプリでも手帳でも普段使っているもので構いません。ぜひ一度、仮締め切りを設定してみてください。

夕方の脳では成果が出ない

次に、時間の使い方のコツです。

一日の生産性を高めるうえで、私が意識しているのが、「頭を使うような仕事を夕方以降に入れないこと」です。

私はどちらかというと朝型です。朝から活動していると、夕方には体力だけでなく意志力も落ちてきます。そんな状態で提案書の作成や新規プロジェクトのアイデア出しといった、脳の負荷の大きい仕事に取り組んでも、思うように進められません。

仕事中、疲れて目頭を押さえる女性
写真=iStock.com/PeopleImages
※写真はイメージです

そのため、午後5時以降はできるだけ頭を使う仕事は入れないようにしています。

では、いつ負荷の大きい仕事に取りかかるのかというと、私は朝のゴールデンタイムを活用しています。十分な睡眠をとって目覚めたとき、脳は最もクリアで集中力や判断力が高い状態にあります。

複雑な思考や重要な意思決定も、この時間帯のほうがスムーズに進みます。このゴールデンタイムを逃さずに、負荷の高い仕事に取りかかるようにしています。

朝の5時ならまだ家族も寝静まっていますし、仕事の電話やメールで気が散ることもありません。目の前のことだけに集中することができるのです。

もちろん、朝の時間は仕事に限らず、資格の勉強や読書、ジョギングや筋トレなどにあてるのも良いでしょう。

朝の時間を活用し、いわゆる朝活を習慣化している人は、先延ばしせずに、時間の使い方がうまい人が多いように思います。スターバックス元CEOのハワード・シュルツ氏など、世界の名だたる経営者も朝4時や5時に起きて仕事をしていると聞きます。

朝活を取り入れるのは、瞬動力を身につけるための有効なアプローチのひとつです。