15分以内のメッセージ編集が有料で実現

7月中旬には月額290円の「LYPプレミアムライトプラン」が投入される。第一弾となる「エンジョイパック」には、スタンプ使い放題、LINE通話の着信音設定、アルバムへの動画保存、アプリアイコン設定という、利用者人気の高い4特典が組み合わされる。既存の月額650円プランと併せ、今後は「手軽なライトプラン」と「すべてを詰め込んだスタンダードプラン」という二段構えの料金体系になる。

これまでの「LYPプレミアム」にライトプランが追加される
筆者撮影
これまでの「LYPプレミアム」にライトプランが追加される

さらに秋以降には、スタンダードプラン向けに新機能が4つ追加される。送信後15分以内ならメッセージを訂正できる「メッセージ編集」、ブロックした相手の友だちリストから自分を消せる「プレミアムブロック」、日時を指定して送れる「メッセージ予約」、通話を録音・文字起こしできる「通話レコーディング」だ。8月から「LINEラボ」で無償提供し、秋以降に有料特典へ移行する。

好調なマネタイズが続くLYPプレミアムだが、新設するライトプランによってさらなる増収を狙う構えだ。ユーザー数の増加と機能拡充が進んだ結果、ユーザーのインサイトやニーズが多種多様化していることの表れと言える。

AI機能を強化し、明確な収益源に

LINEがこれまで掲げてきた「Life on LINE」というビジョンは、AIによって「Life on LINE with AI Agent」という次の段階へ進化させるというメッセージも発表された。

「Agent i」が日常をサポートしていく世界を目指す
筆者撮影
「Agent i」が日常をサポートしていく世界を目指す

例えば、複数のミニアプリをまたいでAIエージェントが飲食店探しや予約を代行したり、トークルームの中に友だちと同じような感覚でAIエージェントを招き入れてタスクの整理やスケジュール管理、写真整理をさせる機能も年内にリリースされる予定だ。

しかし、AIの役割は体験の改善だけにとどまらない。2026年5月に開示されたFY25決算資料では、AIを明確な収益源とする方針も示されている。LYPプレミアムを土台にした「ユーザー課金」、Agent i上の「Agent型広告」、購買仲介時の「Agent経由手数料」、LINE公式アカウントAIモードの「クライアント課金」という4モデルが、FY26の取り組みとして掲げられている。