25個の禁止令を見つける

このようなときに、幼少期のあなたは、その痛みを感じないようにするための武器を手に入れました。

例えば、

「人に近づいてはいけない」
「目立ってはいけない」
「実行してはいけない」
「個人の意見を言ってはいけない」

などなどです。

これらを心理学で禁止令といいます。

現在禁止令は、25個あるとされていて、生きづらさを感じている人は、幼少期に作ってしまった禁止令に支配をされている人だらけです。

禁止令を見つけるためにはどうしたらよいでしょうか?

まず、過去の体験を思い出してみましょう。

「問題ない」

と自分では思っていることもいちどすべて書き出してみます。

そうすると、自分を止めている禁止令が見えてきます。

若い日本の母と娘の遊び
写真=iStock.com/itakayuki
※写真はイメージです

今、生きづらさを感じていたとしたら、幼少期に作ってしまった禁止令が原因です。

自分を縛っているものは何かを探求していくと、何十年も抱えて来た問題があっさりと解消します。

生きづらさを感じたら禁止令を探してみよう!

いろんなものを目かくしする危ない言葉

「両親に対して、感謝しかありません」

何かいい言葉のように思いますよね。

けれど、心理学の現場に立って20年。

私は「いろんなものを目かくししてしまう危ない言葉だ」と確信するに至りました。

感謝という言葉は、一見ポジティブな響きを持ちます。

しかし感情には光と影があります。

うれしい事や楽しいことの裏側には、怒りや哀しみ、嫉妬や憎しみがあります。

「親には感謝しかない」と言い切った瞬間、ネガティブな感情はなかったことにして、いい人仮面をかぶってしまうことになります。

そうしてネガティブなものが、心のどこかに押し込められていきます。

問題なのは、抑圧された感情は消えてなくなるわけではないということです。

抑圧された感情は、“圧縮ファイル”になって潜在意識に格納されます。そして深い部分で動き続けます。そうしてたいていは人生の大事な場面で“予期せぬバグ”として噴き出します。