使わずに死ぬのは「タダ働き」のようなもの

相続人がいなくて、財産がそのまま国庫に入る。2024年度はその額が約1300億円になったそうです。10年前の約3倍です。これから団塊の世代が75歳を超えていきます。おそらく、この数字はさらに増えていくでしょう。でも、冷静に考えてみてください。自分の財産を「最終的には国にどうぞ」と思って貯めている人って、ほとんどいませんよね。本音はこうでしょう。

「自分のお金は、自分で使いたい」でも、おひとり様で相続人がいなければ、最終的には国庫に入ります。「三途の川も金次第」とは言いますが、三途の川までお金は持っていけません。一生懸命働いて貯めたお金を、ほとんど使わずに人生を終える。

ちょっと切なくないですか。そのお金、どうやって貯めましたか? 若いころから何万時間も働いて、コツコツ積み上げたお金ですよね。それをほとんど使わずに終わるということは、極端に言えば「タダ働き」したのと同じ、という見方もできなくはありません。