一括投資のリバランス検証結果は?
2004年11月30日時点で、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式に100万円ずつ投資したケースで、「リバランスなし」「年1回リバランス」「半年に1回リバランス」の資産額の推移はどうなるのか見ていきましょう(図表3)。
投資元本合計は400万円です。2026年5月31日時点の資産額は「リバランスなし」が一番多く1961万円、「年1回リバランス」が1579万円、「半年に1回リバランス」が1550万円という結果になりました。
この結果を見て「リバランスなし」が良いという判断は早計です。現時点で「リバランスなし」が一番になる理由は、2022年ごろから株価上昇&円安で大きく外国株式ファンドの値上がりが顕著であったからです。足元はAI・半導体株の急上昇・円安の進展があります。リバランスしなければ、株の比率も外国資産の比率も多くなり、それだけ恩恵も多くなります。
株価上昇&円安局面ではリバランスなしのほうが良いというのは当然の結果です。しかし、2008年から2020年までに焦点を当てると、違う結果が見えてきます(図表4)。
資産額は「リバランスなし」(青)よりも、「リバランスあり」(オレンジ・グレー)のほうが多くなっています。つまりこの間は、リバランスありのパフォーマンスのほうが良いのです。値下がりしている時期や株価が停滞している時期は、リバランス効果が高いと判断できます。上記のグラフの期間は約12年です。
また、リバランス頻度は「半年に1回」(グレー)よりも「年1回」(オレンジ)のほうがパフォーマンスは良いこともわかりました。細かなリバランスは手間がかかるうえ、効果も薄いのです。
投資するタイミングや観測期間を変えて色々と検証したのですが、総じて一定のリバランス効果があることがわかりました。



