銀行は“開設は簡単・解約は地獄”

銀行口座を開設するのは容易だが、それに比べて閉じるのは大変だ。オンライン上で手続きできない銀行の場合は窓口が開いている平日の営業時間に出向かなくてはならないし、加えて窓口は事前予約が優先という銀行も増えている。

加えて、有人支店自体が減ってきているので、わざわざ支店のある地域まで出かけなくてはいけない。先にも書いたが、休眠状態の預金がある場合は、それを引き出すための手続きも発生する。

旧姓で作った古い口座では、預金を引き出したのちに解約となるため、本人確認書類を用意して結婚後の名前に口座名を変更したり、印鑑を再登録したりという煩雑な作業が発生する。それが複数あるとしたら、どれほど厄介か。

ネット銀行ではオンライン上で解約が可能だが、こちらもログインIDやパスワードが必要なので、ずっと放置していた口座の場合、それを覚えていないことも多いだろう。パスワードの再設定をするにも、登録したメールアドレスを思い出せない……なんてことになれば、なかなか先に進まない。そういう意味でも、金利の高さに惹かれてむやみやたらに新規口座を開かないことだ。

証券・クレカも含めた「お金の終活」を

悲しいかな、人間は年齢とともに確実に衰えていく。体力も気力も、記憶力もだ。モノはえいっと捨てればよいが、お金の手続きはそうもいかない。1歳でも2歳でも若いうちに手を付け、面倒事は減らしておくに限る。

なお、解約するのは銀行だけとは限らない。証券会社の口座、保有しているクレジットカード、スマホの決済アプリ……etc. 知らないうちに増えているものはまだまだある。気合が続くうちに身の回りを片付けて、シンプルにしておきたいものだ。

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