現在のAI相場に対する警戒感は根強い。ただし、かつてのITバブルとの大きな違いは、企業収益の裏付けがあることだ。ITバブルのころは赤字企業も多く、バリュエーションは極端な割高水準にあり、期待先行は否めなかった。今回はAI分野への投資を中心に企業業績の裏付けを伴う上昇である。市場心理だけでなく、利益見通しの改善が株高を支えている点は重要だ。

さらに言えば、中期的なAI需要の拡大はなお疑いにくい。現時点では、AIの収益源はデータセンターなどの投資需要が中心である。しかし、今後はAIエージェントの普及が進み、企業の業務そのものにAIが深く組み込まれていく可能性が高い。

また、その先にあるのが、いわゆるフィジカルAIである。